『葉挿し』と『水挿し』って違いあるの?
サンセベリア・ローレンティーは、どっちの方法を選んでも、しっかりと手順を踏んで栽培・管理すれば2~3週間ほどで発根します。初めての方でも失敗することは少ないと思います。

僕も初めて水挿しをチャレンジした時は、失敗せず発根してくれたよ

そうだね。ちゃんと手順を踏めば失敗しないよ
水差しの場合、発根後は鉢に植え替えている方が多いと思いますが、そのまま栽培するとどのようになるのかご存じでしょうか?
そのまま4カ月栽培を続けると、びっくりするくらい生育に違いが出るんです。
- 『葉挿し』 ⇒ 発根後、そのまま4カ月間、土で栽培
- 『水挿し』 ⇒ 発根後、そのまま4カ月間、水で栽培

そこで今回は、サンセベリア・ローレンティーを『葉挿し・水挿し』のまま4カ月間栽培してみたところ、びっくりする生育の違いを紹介したいと思います。
生育の違いがわかることで、目的に応じた栽培の選択肢として皆さんのお役にたてれば幸いです。
この記事からわかること
『葉挿し』と『水差し』を続けて4カ月が経過
サンセベリアでは、どっちもお馴染みの方法ですが、葉挿しは、土に挿すので成長の過程を目にすることはできません。逆に水挿しの場合は、徐々に発根していく過程を見ることができるため、日々成長する姿を楽しく観察することができます。
『葉挿し』で4か月経過

葉挿しを続けて4カ月が経過しています。3月下旬に開始して、今は7月下旬。
なんと、挿した葉の脇から小さな芽が出はじめました。
元の葉の模様とは違うようですが、サンセベリア・ローレンティーの葉挿しで模様に違いが現れる理由は、遺伝的な「先祖返り」現象が関係しているようです。
詳しく調べてみると難しい内容の記事がずらずら・・・ちょっと内容が難しすぎて目の焦点が合わなくなります。まあ結論としては、斑入り模様は親株とは違うようです。
『水挿し』で4か月経過

こちらも水挿しを続けて4カ月が経過しました。日当たりや気温・室温に目立った違いはありませんが、水差し(水栽培)では根が伸びるだけで新芽が出てくることはありません。
もちろん、葉の大きさも変化はありません。
2~3日ごとに水を交換しながら、2週間に1度の割合でハイポネックを500倍に希釈して与えていました。
サンセベリアの水栽培では、基本的に水だけでも成長します。液肥を与えなくても枯れることはありません。ただ、根や葉が元気に生育するため(個人的にそんな気がする)液肥を与えます。

水栽培では、数カ月程度で新芽が出たり、葉が大きく成長することありません。成長がとてもゆっくりなので、土栽培と違って大きな鉢に植え替える手間が不要で、水を定期的に交換するだけです。なので、部屋に置く観葉植物の栽培方法としてとてもおススメです。

シンプルで透明なガラスビンにサンセベリア・ローレンティーをセットするだけで、室内がぐっとオシャレな空間に変わります。

まとめ
- 葉挿しを続けて4カ月経過すると、新芽が出てきた!
- 水挿しを続けて4カ月経過すると、根だけが長く伸びた!

最後まで記事を読んでくれてありがとう!
今回は『葉挿し・水挿しを続けて4カ月が経過!サンセベリア・ローレンティーにどんな違いが?』として、それぞれの方法を続けて4カ月が経過したサンセベリア・ローレンティーの生育の様子をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?栽培環境(土・水)の違いで生育に明らかな違いが出ている様子をご覧頂けたと思います。並べて栽培すると、その違いを観察することができるため、とても面白いです。
ローレンティー株を増やそうと思っている方にこの記事が参考になれば幸いです。