サンセベリアを増やしてみませんか?
増やし方は色々ありますが、初めてサンセベリアを増やすことチャレンジする方は、ぜひ水耕栽培をおススメしています。
- 葉挿し
- 株分け
- 水耕栽培(おススメ)

水耕栽培で増やすことをおススメする理由は、始める際に準備するものが少なく、その後の手間が楽ちんなところです。そして何より、根が伸びて来る姿を観察できることです。
- 準備する物が少ない:葉挿しや株分けの場合は、土や鉢を買ってこなければばなりません。しかし、水耕栽培なら家にある空きビンを用意するだけでOKです。
- 手間が楽ちん:基本は水を定期的に交換するだけです。
- 観察できる:葉挿しだと土の中がどうなっているのか簡単には見れず、あまり成長を感じることができません。しかし、水耕栽培では旺盛に根が伸び、元気に成長する姿を観察することができます。
このように、はじめての方には水耕栽培をおススメしています。
そこで今回はサンセベリアの中でも『ローレンティー』という品種の葉を使って水耕栽培で発根させる方法を中心に説明をします。
水耕栽培で発根させることは、決して難しくはありませんが、必ず守らなければならないことがあります。
ポイントを押さえて栽培できれば、サンセベリアの発根の様子を観察できると思います。
それでは記事を最後までご覧ください。

ローレンティーは「サンスベリアといえばコレ!」というくらい日本では最も多く栽培されている品種です

今回は3年ほど前、ダイソーで購入したはローレンティーを使っています
この記事からわかること
準備するもの
- ナイフ
- 黒マジック
- 空きビン(透明なガラスビンがBEST)
準備するものは以上です。
空きビンは『透明なガラスビン』を準備してください。プラスチック容器や色付きのビンでも栽培自体に影響はありませんが、透明なガラスビンの方が根が伸びてくる様子をよく観察でき、サンセベリアの成長を感じることができます。

せっかくなら発根の成長を観察できた方が楽しいね

僕は使わなくなったガラスビンやガラスコップを有効活用してるよ
水耕栽培の始め方(+3つのポイント)
ここで水耕栽培の始め方を説明します。『ポイント』とある項目は注意が必要なので補足を付け加えながら説明を加えます。
流れは【水耕栽培の始め方】にある7つの手順になります。
- きれいに洗浄したナイフでサンセベリアの葉を切り取る
- 切り取った葉を5cmくらいの間隔で切り分ける
- 切り分けた葉の上下がわかるように下部にマジックで「▽」を書き記す(ポイント1)
- 2~3日間、切断面を乾燥させる(ポイント2)
- 用意した空きビンをきれいに洗浄し、水を入れる
- 水が入った空きビンにサンセベリアを入れる(ポイント3)
手順1~手順2
きれいに洗浄したナイフを使って、株の中心付近の葉を根元から切り取ります。株中心付近の葉を使うのは、若い葉を使った方が発根の確率が上がるためです。
切り取った葉は、5cmほど間隔で切り分けていきます。


手順3~手順4
葉を切り分けると、上下がわからなくなってしまいます。
間違って逆さまに植えないため、葉の下部にマジックで「▽」を書きます。
ポイント1
上下を間違わないように葉の下部に印をつける
上下がわかればいいので、「▽」でなくてもOKです。

2~3日ほど日が当たららない室内で乾燥させればOKです。
ただし、日が当たる場所で乾燥させると過剰に乾燥させると、発根しなくなるため注意してください。
ポイント2
病原菌対策のため切断面をしっかし乾燥させる
手順5~手順6
きれいに洗浄したガラスビンに水を入れ、さらにサンセベリアを入れます。

サンセベリアの切断面が底につかないように浮かせるようにし、水の高さは切断面より1cm~2cmほどの高さにします。
今回は口が広いガラスコップを利用しているので、サンセベリアはテープを使って固定しています。
ポイント3
切断面から発根するためサンセベリアを浮かせた状態でビンに固定する
置き場所
置き場所は、かならず明るい窓辺付近の置いてください。
サンセベリアが最低必要とする照度は500ルクスです。そのため寝室やトイレなどの照度が不足した場所では、うまく生育できず、枯れてしまいます。
もし、照度が不足した場所に置きたい場合は、関連記事『室内の観葉植物が枯れる理由とは』に照度が確保できない場所に観葉植物を置くための解決策を紹介していますので合わせてご覧ください。
日々の管理
ここでは日々の作業を説明します。
でも特別な作業はありません。定期的に水を交換するだけです。
ただし、時期によって交換時期が異なるため注意してください。
- 春:2~3日おきに交換
- 夏:1~2日おきに交換
- 秋:春と同じ
- 冬:1週間おきに交換

水の交換だけなら簡単だね

そうだね
必ず水が腐る前に交換するようにしてね
始める時期・発根時期
水耕栽培を始める時期は4月~6月がいいと思います。
サンセベリアは夏が生育期の植物なので、夏前に発根すれば、夏本番の時に根が旺盛に伸びてくれるので、成長を楽しむ見守ることができると思います。
発根時期は、水耕栽培を始めてから約1ヵ月くらいで切断面から小さな根がポツポツと出てきます。発根したところで土に植えてもいいですが、そのまま水耕栽培を続けることができます。

まとめ
- ポイント1:上下を間違わないように葉の下部に印をつける
- ポイント2:病原菌対策のため切断面をしっかし乾燥させる
- ポイント3:切断面から発根するためサンセベリアを浮かせた状態でビンに固定する
最後まで記事を読んでくれてありがとう!
今回は『サンセベリアを水耕栽培で増やす方法~失敗しない3つのポイント』を詳しく説明しました。
水耕栽培を始め方を踏まえながら、失敗しない3つのポイントを説明できたので、失敗はしないと思います
サンセベリアの水耕栽培は、はじめての方にはとてもおススメな増やし方なので、ぜひチャレンジしてみませんか?