『アガベの土』って売ってないでよね。
ホームセンターで購入した『サボテンの土』や『多肉植物の土』をアガベに使っていませんか?もちろん、それでも問題ないと思いますが、やっぱりアガベに適した土で栽培したいですよね。
もし、自分で土を配合することできれば、アガベの生育状況や栽培環境に合わせた土を作ることもできるようになります。
- 湿度がある場所は、水はけのいい配合
- 幼苗やタネの発芽には、水持ちがいい配合 など


僕はサボテンの土をそのまま使ってるよ

それでも問題ないけど、生育状況や栽培環境に合わせて土の配合を使い分けられた方が、成長に違いが出てくるよ
同じように見える土でも配合次第でかなり変わるんです。もし、沢山のアガベを栽培している方は、コストも抑えることができるため、とても経済的です。
配合と言っても決して特別なことをしている訳ではありません。数種類の土を準備して、混ぜる割合を変えるだけなんです。
そこで今回は、アガベ栽培に『最適な土』の配合方法について説明します。植替えや実生の栽培に使う土として、生育状況や健康状態に合わせた土として、役に立てることができると思います。
この記事からわかること
最適な土の配合
『鉢植えの植替え』する場合と『実生』する場合とに分け、それぞれに適した土の配合方法を説明します。
鉢植えの植替えに適した配合

- 赤玉土小粒 30%
- 鹿沼土小粒 20%
- 軽石 30%
- バーミキュライト 10%
- くん炭 10%
- 肥料(マグァンプK)少量
普通であればこの配合で問題ないと思います。この配合は、市販されている多肉植物の土より、水はけを重視した配合になっています。ただし、鉢を置いている場所によっては、湿気がある環境・乾燥気味の環境など様々なので、環境に応じて柔軟に配合割合を替えることができます。
- もっと水はけを良くしたい:鹿沼土や軽石の割合を増やす
- もっと水持ちを良くしたい:赤玉土やバーミキュライトを増やす

肥料(マグァンプK)は、土を配合する時に合わせて混ぜ込みます。混ぜ込む量は鉢の大きさ(4号鉢で4g、5号鉢で10g)に応じて調整します。

アガベは、夏の生育期には、根が旺盛に伸びるので2~3年に1度は植替えで鉢を大きくします。その時に合わせて自分で配合した土を使ってみましょう。
実生に最適な土の配合

- 赤玉土細粒 30%
- バーミキュライト 60%
赤玉土とバーミキュライトを混ぜ込み、タネをまいた後は、さらにバーミキュライトでおおい、タネを保水します。
葉の枚数が4~5枚になるまでこの状態で栽培します。タネは保水した状態を維持しなければならないため、表面が乾かないようにフタができる容器を使用すると便利です。発芽したらフタをとって空気を循環させるようにします。

まとめ
- 鉢植えの植替えに最適な土の配合
- 赤玉土小粒 30%
- 鹿沼土小粒 20%
- 軽石 30%
- バーミキュライト 10%
- くん炭 10%
- 肥料(マグァンプK)少量
- 実生に最適な土の配合
- 赤玉土細粒 30%
- バーミキュライト 60%

最後まで記事を読んでくれてありがとう!
今回は、『アガベが元気になる!最適な土の配合とは』として、生育状況や栽培環境によって応用可能な土を配合方法について説明しました。
土の配合は植物を栽培するうえではとても大切なことです。アガベは2~3年に1度のタイミングで鉢の植替えが必要になります。その時はたくさんの土が必要になるので、この配合方法を参考にしてもらえるとうれしいです。